ずーっと昔のこと

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ずーっと昔のことを思い出した.

中学生の頃のお話.
私は遠足の日を忘れてしまったことがある.

月曜日は遠足の日だった.
しかしながら,私はその日が遠足ということを完全に忘れていた.
(通常ではありえないはなしだが...)

で,いつものように制服に着替えて自分の部屋を出る直前だったと思う.
私の部屋は2階にあって,登校中の生徒を見ることができる.
その日もなんとなく外を見たのだろうが,
登校中の学生のほとんどがジャージ姿だったのだ.
はじめは「朝練か~」と思っていたのだが,
朝連をするほど早い時間でなかったため,違和感を覚えたわけだ.
そこで,私がどのようにその日が遠足であったこをと思い出したかはよく覚えていないが,
おそらく,学校から配られていたであろうスケジュール表でも確認したのだろう.

「今日は遠足だ!」と気づいてからは大変であった.
大体,おやつは買っていないし,お弁当なんかあるわけない(うちの中学校は給食制だったので)!
で,すぐに親に報告.
たぶん笑われたんだろうが,そんなことよりも今回の事件をどう乗り切るかで精一杯だったので,
笑われたかどうかなんて覚えてない.

猶予時間はおそらく15~30分ほどだったと思う.
父の軽トラに乗っかってまず向かったのが「ほか弁」!
ここで,まずはお弁当を調達.
何を買ったかは覚えていない.
「チキン南蛮弁当」だった気もするし,王道の「幕の内弁当」だったような気もする...

続いて向かったのが朝っぱらからお菓子を売っているお店.
家からあるいて5分ぐらいのところに雑貨屋があったので,そこで購入.
名前は「大野商店」.
あんまりお菓子は置いていなかったのだが,そこにあるもので我慢したわけだ,私は.

そして,一度帰宅し,「ほか弁」を弁当箱へ移植する作業が母によって行われた...

遅刻ぎりぎりの状況で弁当とおやつが揃い,私は難を逃れることができた.
(そういえば,水筒のお茶はどうしたのだろうか,,,思い出せない...)

最後はジャージにスポーツバック姿の私を父が軽トラで学校まで送ってくれた.
結局,学校では弁当の中身が実は「ほか弁」であるということは誰にも気づかれなかった.

いまお思うと本当に信じられないことだが,
私は遠足の日を忘れてしまったことがある.