生物 (せいぶつ,なまもの)

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100円ショップにて正月の売れ残りの「切りもち」が積まれていた.

スーパーでは値段が倍以上すると思いながら,2袋購入した.

家に帰って,袋の裏面を読んでみると

生物ですからお早くお召し上がりください

との文章.

これって,「なまもの」と読むのは文脈から判るのだが,

一般的(私の主観)には「ナマモノ」,「なまもの」といった表記が多いように思う.

そうすることで,文脈から判断する必要がなくなるわけだから,すっきりするはず.

とはいえ,今回取り上げた文章に関しては少々違和感がある程度で,

日本語として間違いではないということは理解できる.

少し調べてみると,ひとつの熟語に2種類の読み方がある場合,訓読みで読む場合を和語

音読みで読む場合は漢語と区別していた.

これまでそのようなことに対してはほとんど気にかけていなかったが,

その類の言葉は数多くあることを知った.

それにしても,いつの間に文脈から正しい解釈ができるようになったのだろう.

参考資料:
以下,http://www.sing.co.jp/home_p/word/04.htmlより抜粋
「足跡」を、訓読みで「あしあと」と読むのを和語、音読みで「そくせき」と読むのを漢語と呼んで両者を区別しているが、同じ言葉でも、和語と漢語では、意味が異なるのが普通である。この場合、「あしあと」が、単に後に残った足の形を差すのに対し、「そくせき」は、人の過去の業績をも意味する。
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よき書き手は、和語と漢語の区別については、これを計算に入れて書いているので、どちらに読むのか、文脈によって決まるものである。だが、教科書教材にも、どう読むのか決められない場合があって、始末が悪い。

 いずれにせよ、和語と漢語の意味の異なりを知って、これを生かしてうまく使い分けることが、日本語とのじょうずな付き合いということになろう。
徳島市南矢三町 岸 文雄



ちなみに,この切り餅,,,「8切れ入り」と「9切れ入り」がある...

おそらく,容量を400gと記載しているため,8切れで400gに満たなかった場合に,

1切れ追加かしているのだろう.